☆ 地図と写真(panoramio)
ゴルド(Gordes)は、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地域圏、ヴォクリューズ県(Vaucluse)にあり、人口約2千人。西約40kmにアヴィニョンがある。
リュベロン渓谷(Luberon)を見下ろすヴォクリューズ山塊の上に位置し、周辺一帯には、オリーブ畑やぶどう畑、牧草地が広がり、「フランスの最も美しい村」に登録されている。
ケルト人が築いたオッピドゥム(城市)に始まり、古代ローマ帝国の支配下に入ったことから、かつての街道や、遺跡が残っている。
8世紀には、サラセン人の侵略で破壊されたローマ時代の神殿跡に、ベネディクト会の修道院(Abbaye benedictine de Saint-Chaffret)が建てられた。
1031年、ゴルド城が建てられ、1123年には、より堅固にされた。
1148年、近くのマザン修道院(Mazan Abbey)からやって来たシトー会の修道士達が、カヴァイヨン司教や、プロヴァンス伯等の資金を得て、セナンク修道院(Senanque Abbey)を建てた。
1481年には、プロヴァンス伯が亡くなって、プロヴァンス地方は、フランスの王領となった。
16世紀、ゴルドは、アヴィニョンに近い周辺の地域の中で、最初にプロテスタントの宗教改革を受け入れた。
18〜19世紀には、靴などの皮革製品、石の切り出し、絹織物、オリーブオイルなどで、経済が繁栄した。
第2次世界大戦中には、レジスタンス活動の活発な村となり、フランス政府から「戦功章」(Croix de Guerre)が与えられた。
1947年には、シャガール(Marc Chagall、1887〜1985年)が、ゴルドの魅力を発見し、画家仲間が集まった。ベルギー人の画家マラ(Pol Mara、1920〜98年)もこの地を気に入り、作品が村の美術館に残されている。
見所:
ゴルドの村の建物は、石で造られ、屋根はテラコッタのタイルが使用されており、フェンスは許可されず、石の壁のみとされている。
通りは石畳で、電線や電話線は地中埋設されている。
○ ゴルド城(Chateau de Gordes)
11世紀からあった城が、1525年に、ルネサンス様式で再建された。村の中心に位置しており、ゴルドの主な観光スポットとなっている。
内部は、ゴルドの村に住み着いたベルギー人の画家マラ(Pol Mara)が残した作品を展示する美術館がある。
○ セナンク修道院(Abbaye Notre-Dame de Senanque)
1148年にロマネスク様式で建築され、シトー会の修道院であるため、シンプルな造りとなっている。
ゴルドの村からは、約2km離れており、道幅の狭い山道を行く。
7月には、修道院の前のラベンダー畑が満開となり、プロヴァンスらしい光景を見せる。
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