☆ 地図と写真(panoramio)
ルシヨン(Roussillon, Vaucluse)は、フランス南部、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地域圏、ヴォクリューズ県のコミューンで、人口約人。
丘の上にある赤い家々や、周囲にそそり立つ黄土の岩肌など、プロヴァンスでは珍しい風景で知られ、「フランスの最も美しい村」に認定されている。
ヴォクリューズ山塊の麓、リュベロン渓谷の北側に位置し、西をゴルドの村と接している。
10世紀末、ルシヨンは、ロッシッリョーヌ(Rossillione)と呼ばれ、既に要塞が築かれていた。
この村の領主アグルト家(Agoult)は、フランス革命まで継続して統治した。
11世紀には、サン・ミッシェル教会がロマネスク様式で建築された。
18世紀に、村人の一人が、酸化鉄を含む黄土(ochre、オーカー)を水で洗い、黄、茶、赤の顔料とするための精製を思いついた。
この頃、繊維を染める技術が発達し、顔料は引っ張りだこであったことから、村の周辺は、黄土を採掘する鉱業が発達し変貌を遂げた。
また、村の建物にも、漆喰に顔料を混ぜて塗られたため、この村特有の景観が創られた。
20世紀に入ると、他の地域との競争力が追いつかず、次第にこの村の鉱業は衰退して行った。
1980年代以降、鉱業に替わって、観光が主要な産業になって行った。
見所:
ルシヨンの村は、丘の上にあり、サン・ミシェル教会の周りに建つ家々は、漆喰に顔料を混ぜて塗っているため、赤やオレンジ色で、朝夕、陽の光に照らされると、一層鮮明な美しさを見せる。
周辺の山々の緑の中に、そそりたつ黄土の崖が、かつての鉱業の盛んだった頃を偲ばせる。
○ サン・ミシェル教会(Eglise St Michel)
11世紀にロマネスク様式で建築され、その後、改築が重ねられ、ファザードは17世紀、聖歌隊席は18世紀のもの。
北側の庭から、リュベロン渓谷の眺望が楽しめる。
○ メール広場(Place de la Mairie)
村の中心で、17〜18世紀の美しい家並みが見られる。
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