海外旅行ＤＩＹの勧め: ミラノ華麗なるドゥオーモ

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2008年02月04日

ミラノ華麗なるドゥオーモ

☆　地図と写真(panoramio)

　ミラノ(Milano)は、イタリア北部、ロンバルディア州の州都、ミラノ県の県都で、人口約１３０万人は、首都ローマに次ぎ第２位である。

　ドゥオーモ (Duomo di Milano)は、ミラノのランドマークで、その前のドゥオーモ広場は、常に、観光客を含め多くの人々が集まる人気のスポットとなっている。

　１３８６年、古代のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂跡に、大司教アントーニオ・ダ・サルッツォとミラノの領主ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティによって礎石が置かれ、約５００年後の１８１３年になって完成を見た。さらに、１９世紀を通じて、尖塔と全ての装飾が仕上げられた。

　ドゥオーモは、聖母マリアに捧げて建てられ、その体積はフランスのボーヴェ大聖堂に次いで世界で２番目、広さは、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次いで２番目と、世界最大のゴシック建築の１つである。

　　また、１３５本の尖塔があり、尖塔の先には、一つ一つに聖人が立っており、１番高い位置に、金のマリア像がある。

　第２次世界大戦中、１９４３年にミラノは爆撃を受けたが、この建物は連合国側の判断で爆撃を免れた。

ミラノの歴史：

　ミラノは、紀元前６００年頃のケルト人の町が起源で、紀元前２２２年にローマにより征服され、Mediolanum（平原の真中）と呼ばれ、ローマ帝国のもとで繁栄した。

　４世紀、司教アンブロジウスと皇帝テオドシウス１世の時代には、西ローマ帝国皇帝の宮殿がおかれ、その首都となったが、４５０年頃、アッティラ率いるフン族の略奪を受け、５３９年には、ゴート族に破壊された。

　その後、東ゴート王国（４９３～５５２年）、東ローマ帝国、ランゴバルド王国（５６８～７７４年）の支配を経て、８世紀末頃、再び繁栄し始めた。

　中世を通じて、ミラノは大司教に統治されたが、下層の封建貴族が力をつけ、１１世紀には、神聖ローマ帝国から独立し、富裕な自治都市となった。

　１１６２年、神聖ローマ帝国フリードリヒ１世の軍隊に破壊されたが、ロンバルディア同盟を結成して、１１７６年には、フリードリヒ１世に勝利し、新しい繁栄の時代を迎えた。

　１２７７年、貴族のヴィスコンティ家が、当時の領主デラ・トレ家から、ミラノの統治権を奪った。初代ミラノ公ジャン・ガレアッツォ（１３５１～１４０２年）の時代には、繁栄を極め黄金時代を迎え、ヴィスコンティ家の支配は１４７７年まで続いた。

　１４５０年には、軍人フランチェスコ・スフォルツァが権力を握り、公爵に叙せられ、ミラノ公国となった。その息子ルドビコは学芸の保護に熱心で、レオナルド・ダ・ビンチをミラノに迎えパトロンとなった。

　１５００年、フランス軍がミラノを占領すると、レオナルドはミラノを去ってフランスに渡ったが、二十数年の滞在中、この地にミラノ派と呼ばれる画派を生んだ。スフォルツァ家は、フランス、スイス、オーストリアに翻弄されながらも支配をつづけた。

　１５３５年、スフォルツァ家が断絶すると、ミラノはスペインの統治下に置かれた。

　１７１４年、スペイン継承戦争後のラシュタット条約によって、ミラノは、オーストリア・ハプスブルク家の支配下に収められたが、１７９６年、ナポレオンが、オーストリアに勝利し、ミラノを、チザルピナ共和国の首都とした。

　１８１５年、ウィーン議定書により、ロンバルド・ヴェネト王国として、再びオーストリアの支配下に入ったが、ミラノは、イタリアの抵抗運動の中心地となった。

　１８５９年、フランスの支援を得たサルデーニャ王国が、ミラノをオーストリアから解放、１８６１年にはイタリア王国に編入され、引き続き発展した。

　第２次世界大戦中には、激しい爆撃を受けたが、戦後急速に発展し、町は復興を遂げ、戦後のモダン・デザインの発信地となった。

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☆　www.duomomilano.it

☆　milan.arounder.com

☆　www.turismo.comune.milano.it

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