2007年01月24日

ロワール渓谷 シャンボール城




 フランス南部の高地を源流とするロワール川は、オルレアンから進路を西にとり、ロワール渓谷、トゥールを経て、ナントで大西洋に注ぐ。フランスでは、北フランスで最も心地よい気候を意味する形容に、「ロワール谷の気候」と言う。

 このため、ロワール渓谷には、シャンボール城をはじめ数多くのシャトーが建てられ、数々の名城があることから「フランスの庭園」とも。古代から中世のヨーロッパの君主や貴族の住居は実践的な城であったが、16世紀になり平和な時代が訪れると、城郭建築に邸宅建築の性格を加えた館に変化。

 この地は、あのジャンヌ・ダルクが登場する舞台で有名。1328年、フランス国王として君臨したカペー朝シャルル4世の死を契機に、フランス王位継承権を巡って、シャルル4世の従兄弟に当たるフィリップ6世(ヴァロア・フィリップ)と、シャルル4世の妹イザベルを母とするイングランド王エドワード3世との間で、百年戦争(1337年〜1453年)が勃発。

 ヴァロア朝の第5代国王シャルル7世(在位1422〜61年)の頃は、百年戦争で連戦連敗を続け、領土はブールジュとその周辺を支配するにすぎず、滅亡寸前の状態に。

 そして、ついにイングランドは、1428年に拠点のオルレアンを包囲。その時、フランスの窮地を救ったのがジャンヌ・ダルク。形勢は逆転、イングランド軍は大敗、撤退。フランス軍はその後も、連戦連勝を続け1450年ノルマンディーを奪回。そして北フランスのイングランド領の大半を奪取、百年戦争に終止符が打たれた。

 こうして、1598年に王家が宮廷をパリに移すまで、ブロア城を中心に、各城にも手が加えられ、フランスの中心地となり、典雅なフランス語が発達したことから「フランス語の揺籃地」とも呼ばれる。

 最初に世界遺産に登録されたシャンボール城は、ロワール川の支流コソン川沿いの村シャンボール(地図)に、フランソワ1世が1519〜50年頃に建設した、フランスの初期ルネサンス様式の城館で、装飾はイタリアの強い影響。

 2000年には、メーヌ川からシュリー・シュル・ロワールまでの渓谷の主要部分が「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」として地域を拡大して、世界遺産に登録された。

 それでは、ロワール渓谷の美しいシャトーをお楽しみ下さい。

☆ ユネスコ世界遺産HP

☆ 航空写真



観光名所 写真 HP等 解説
シャンボール城
CHATEAU DE CHAMBORD
HP  航空写真
ブロワ城
CHATEAU DE BLOIS
HP
シュヴェルニー城
CHATEAU DE CHEVERNY
HP
アンボワーズ城
CHATEAU D'AMBOISE
HP VP
シュノンソー城
CHATEAU DE CHENONCEAU
HP VP
ヴィランドリー城
CHATEAU DE VILLANDRY
HP
ユッセ城
CHATEAU D'USSE
ブレゼ城HP
ヴァロンセ城HP



YouTube画像 その1
★FRENCH ADVENTURES: Chateau de Chambord


YouTube画像 その2
★Chambord & la Loire


YouTube画像 その3
★Chambord (Chateaux de la Loire, France)




YouTube画像 その4
★Chateau Villandry




posted by トラベラー at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | フランス
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