セゴビア(Segovia)は、スペイン中部、カスティーリャ・レオン州セゴビア県の県庁所在地で、人口は約5万人余り。マドリードから北西に約87km、鉄道で約2時間のため、日帰り観光地として人気がある。(地図)
セゴビアには古代から人が住んでおり、今でも完璧な姿で残る水道橋は、1世紀の中頃に築かれたもので、二層のアーチからなる雄大な姿からも、古代ローマ時代の繁栄振りがうかがわれる。
また、長さ813メートル、高さ28.5メートル、128の美しいアーチで構成されている水道橋は、2万個以上の巨大な石を積み上げて作られており、ローマの高度な土木技術を物語っている。18キロ離れた水源から、セゴビアの町に水を供給したこの水道橋は、19世紀末まで実際に使われていた。
その後、8世紀には、イスラム教徒に征服されたが、1085年アルフォンソ6世がトレドを征服した後、その娘婿ライムンド(レーモン)が、セゴビアに司教座を創建し、キリスト教徒を植民させた。
羊毛や毛織物の取引が発展し、中世の終わりにセゴビアは最盛期を迎え、ゴシック様式の建築物が建てられ、アルフォンソ10世はアルカサルを王室の宮殿に変えた。また、1474年に、イサベル1世は、セゴビアでカスティーリャ王位に就いている。
繁栄は16世紀末まで続いたが、その後はカスティーリャの諸都市と同様に衰退していった。
旧市街は長く狭い高台の上に位置し、古代ローマ時代から中世までの歴史的建造物が数多く残されている。
旧市街の西端、2つの川の間の岩山に建てられ、ディズニー映画「白雪姫」に登場する城のモデルにもなった古城(アルカサル)や、16〜18世紀に建築され、「貴婦人」とも称されるゴシック様式の大聖堂、それと古代ローマの水道橋などの名所があり、眼下には田舎の景色が広がっている。
1985年、「セゴビア旧市街と水道橋」として、世界遺産に登録された。
☆ 写真集
☆ 写真集
(下の方にスクロール、写真とホテル・リスト)
☆ www.ciudadespatrimonio.org
○ 観光スポットと地図
☆ セゴビア観光局HP
☆ ユネスコ世界遺産HP
ブログランキングに参加しています。




YouTube動画 その1
★Segovia hacia el 2016
YouTube動画 その2
★Segovia
YouTube動画 その3
★Alcázar, Segovia (From the Top)
YouTube動画 その4
★Interior do Castelo I - Alcazar de Segovia, Espanha
YouTube動画 その5
★Acueducto Romano de Segovia