2010年03月02日

レンヌ 「仏芸術・歴史都市」@ ブルターニュ






☆ 地図と写真(panoramio)



 レンヌ(Rennes)は、フランス北西部、ブルターニュ地域圏の首府、イル・エ・ヴィレーヌ県の県都で、人口約21万人。パリからTGVで約2時間。

 ブルターニュの玄関口と言われるレンヌは、ブルターニュ半島の付け根にあり、肥沃なレンヌ盆地の中央、イル、ヴィレーヌ川の合流点の丘の上に旧市街がある。

 紀元前56年、古代のガリアに居住していたガリア人の部族のレドネス族(Redones)の町コンダテ・レドヌム(Condate Redonum)を含め、ブルターニュ一帯はユリウス・カエサル指揮下のローマ軍によって征服された。

 ローマ人は占領地を、ケルト語の「海岸地域」を意味するラテン語で「アルモリカ」と呼び、ガリア・ルグドゥネンシス(Gallia Lugdunensis)の一部とした。

 ローマ皇帝コンスタンティヌス1世(在位:312〜324年)の時代、大量に硬貨が鋳造され、アルモリカの金貨として広く流通し、ラインラント地方でも発見されている。

 ブレスト、アヴランシュ、ル・ヨウドで、新たな砦が築かれた。キリスト教化されたのは、4世紀後半と言われている。

 既に、ローマ時代の3世紀後半から、ブリテン島からの移民が始まっていたとされ、ローマ帝国の支配が後退した後、ブリテン島でのアングロ・サクソン人やスコティ人の侵略から逃れて来るブリトン人がこの地方に増え、ウェールズ語に近いブレイス語が話され、小さなブリテン(Little Britain)を意味するブルターニュがこの地方名となった。

 845年、3つの小王国を統一したブルターニュ公国が、ブルターニュ公ノミノエ(Nominoë)によって建国された。この時、ブルトン軍は、フランク軍に勝利し、フランク王シャルル2世はブルターニュの独立を承認した。

 12世紀には、イングランド王ヘンリー2世(在位:1154〜89年)が、ルイ7世(在位:1137〜80年)との抗争を続けながら、フランスでの支配圏を拡大した。

 その息子のジェフリー・オブ・プランタジネットと、ブルターニュ女公コンスタンスとの婚姻により、ブルターニュ公ジョフロワ2世として、この地を支配下に置いたが、ジョフロワ2世は、ブルターニュ公国をイングランドに併合せんとする父親の試みに抵抗した。

 1213年、ブルターニュの支配を狙ったフランス王フィリップ2世(在位:1180〜1223年)は、カペー家縁戚のピエール・ド・ドルーを送り込んで、フランスへ従順させた。ブルターニュ公の紋章にイタチが採用されたことに象徴されるが、このことで、領土の独立性は維持された。

 1341〜64年、ブルターニュ継承戦争が、百年戦争の一部となって起こった。1381年、和議が結ばれ、イングランド、フランス間でのブルターニュの中立、ブルターニュ公ジャンが引き続きシャルル6世(在位:1380〜1422年)へ忠誠を誓った。

 1488年、スイス・イタリアの傭兵5千人を含むフランス軍が、ブルトン軍を打ち負かし、ブルターニュ公フランソワ2世の一人娘、公女アンヌとルイ12世との結婚が決められた。

 公国はアンヌの死後に、その長女クロード・ド・フランスに継承されたが、クロードが若死にすると、その夫であったフランソワ1世(在位:1515〜47年)によって、1532年の勅令でフランスに併合された。

 司法上の扱い、自治や財政など、その特異性は保証され、1552年には、旧ブルターニュ高等法院が創設された。

 1720年、街の半分が焼失してしまうという大火に見舞われたが、旧市街の木と石で建造された独特な建築などは残った。18世紀半ばには復興した。

 1857年には、鉄道駅が完成し、市街は南に拡大して行った。第2次世界大戦では、大きな被害を受けたが、トゥールーズやモンペリエに次いで急速に発展した。



見所:

○ 旧市街(Vieux Rennes)
 レンヌの旧市街は、中世やルネッサンス期の木組み家屋が美しく、古い街並みは、サン・ジョルジュ通り(rue St-George)、シャピトル通り(rue du Chapitre)、プサレット通り(rue de la Psalette)、サン・ギョーム通り(rue St-Guillaume)、サン・ソヴール通り(rue St-Sauveur)などで見られる。

☆ 写真(panoramio)



○ 市庁舎(Hotel de Ville)
 旧市街中心部のメリー広場(Place de la Mairie)の西側にあり、広場東側のオペラ・ハウスと対面して建つ。1734年に建築された。

☆ 写真集(en.structurae.de)

☆ 写真(panoramio)



○ 裁判所(Palais de Justice/Parlement de Bretagne)
 オペラ・ハウスの北側にあり、1552年に創設された旧ブルターニュ高等法院を前身とする裁判所が入っている。

 1618〜54年に、パリのリュクサンブール宮殿を設計した建築家サロモン・ド・ブロスによって建築され、当初は、ブルターニュ議会の会議に使われた。

 両側に翼が張り出し、花崗岩の土台が打ち出し仕上げとなっている特徴のある建築物で、内部は豪華に装飾されている。金箔や飾りのついた木の枠組み、天井の絵などで豪華に装飾されている内部の大法廷が見所で、見事なタペストリーがある。

☆ 写真集(en.structurae.de)

☆ 写真(panoramio)



○ ノートルダム教会(Eglise Notre-Dame)
 裁判所の北東にあり、11〜13世紀に建築された修道院(Abbaye de St Mélaine)の付属教会で、正面ファザードにふんだんな彫刻が施されている。  教会の左手には、美しい回廊のあるかつての修道院の建物は、市の都市計画部の建物として使われている。

☆ 写真集(en.structurae.de)

☆ 写真(panoramio)



○ タボー庭園(Jardin du Thabor)
 教会の東側にあるかつての修道院の庭で、現在は市立公園となっており、樹木園が隣接している。

☆ 写真(panoramio)



○ サン・ソヴール教会(Eglise Saint Sauveur)
 メリー広場の西にあり、1720年の街の大火による中断を経て、イタリア建築の影響を受け、18世紀に建て直された。

 その前身の教会の鐘には、14世紀の百年戦争中、イングランド軍を敗走させることに貢献したとの伝説があり、フランス文化省から歴史的建築物に指定されている。

☆ 写真集(en.structurae.de)

☆ 写真(panoramio)



○ サン・ピエール大聖堂(Cathedrale Saint-Pierre de Rennes)
 起源は6世紀と古いが、半世紀をかけてネオクラシック様式で建て直され、1845年に完成した。双塔は、1541〜1703年に建てられた。美しい祭壇がある。

☆ 写真集(en.structurae.de)

☆ 写真(panoramio)



○ レンヌ美術館(Musée des Beaux-Arts/Palais des Musées)
 14世紀から現代までのフランス、イタリア、オランダの絵画が幅広く集められ、ピカソの作品なども展示されている。彫刻、陶器等も所蔵、展示されている。

 同じパレ・デ・ミュゼ(Palais des Musées)内には、ブルターニュ博物館(Musée de Bretagne)があり、伝統的なブルターニュの家具や衣装、民芸品などが展示され、ブルターニュ地方の歴史を知ることができる。

☆ www.mbar.org

☆ 写真(panoramio)



○ パンポールの森/フォレ・ド・パンポール(Forêt de Paimpont)
 レンヌの西南西約40kmにあり、森や沼が続く幻想的な風景は、アーサー王伝説の舞台となったブロセリアンドの森が一部残ったものとされている。

☆ 写真(panoramio)





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☆ www.tourisme-rennes.com

☆ en.tourisme-rennes.com

☆ france-for-visitors.com

☆ www.rennes.fr   



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posted by トラベラー at 21:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | フランス
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