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コミーリャス(Comillas)は、北スペインの小さな海辺の町だが、美しい自然の中に、素晴らしい建築物が集まっていることで、カンタブリアの村の中では最も有名。
大西洋の波に洗われた断崖の上にあり、その後背地にある雪に覆われたピコス・デ・エウロパ(Picos de Europa)の姿に魅了させられる。
中世の時代を通じ、コミーリャスは、漁港と牧畜、農業で営まれた小村であった。
19世紀末に、コミーリャス出身の移民で、船会社で財産を築きあげたロペス(Don Antonio López y López)が戻った頃、キューバとスペインの関係悪化の際に貢献があったとして、コミーリャス侯爵とされて以降、町の建築物が一変した。
コミーリャス侯爵は、1881〜90年、生家跡にソブレジャーノス宮殿(Palacio de Sobrellano)を建てたが、その建築は、カタロニア地方のアントニ・ガウディの師であるファン・マルトレール(Joan Martorell)に依頼された。隣には、公爵家のパンテオンも建てられた。また、侯爵の寄付による大学も建てられている。
また、侯爵家の親戚は、ガウディに依頼して自宅を建築したが、これが有名なエル・カプリチョ(El Capricho de Gaudi)で、現在はレストランに。
こうして、コミーリャス侯爵の登場によって、遠く離れたこの町に、カタロニア地方で当時流行した、ガウディの建築に代表される、カタロニア・モデルニスモ(Catalan Modernismo)が導入された。芸術家や職人が協力して、芸術作品として建物がデザインされたのが特徴。
ここ、コミーリャスでは、ネオ・ゴシック、ネオ・アラブ、ネオ・ムデハルといった建築に、絵のような建築様式が採り入れられ、周辺では見られない美しさが特徴に。
侯爵家が、アルフォンソ12世(在位:1875〜85年)を招いた際には、4つの別荘が使われた。その結果、貴族や富裕層がバカンスに訪れるようになった。
1890年、聖職者の育成施設の創設のためのコミーリャス侯爵家の努力に応え、教皇レオ13世によって、San Antonio神学校がコミーリャスに創設された。
19世紀末には、コミーリャスは、サンタンデールとともに、北スペインの夏季のリゾート地として有名に。
○コミーリャス(Comillas)
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☆ www.comillas.es
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○ピコス・デ・エウロパ(Picos de Europa)
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☆ www.asturiaspicosdeeuropa.com
☆ www.iberianwildlife.com
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