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グアダルーペ(Guadalupe)は、スペインのエストレマドゥ ーラ州(Extremadura)、カセレス県の東部にある人口約2千人の町。
ここに、1993年登録の世界遺産「サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院」(Real Monasterio de Nuestra Senora de Guadalupe)がある。
13世紀末のこと、カセレスの羊飼いヒル・コルデロ(Gil Cordero)が、グアダルーペ川の川岸で、聖母像を偶然発見したが、それは、714年にムーア人が攻め寄せた際に、隠されものであった。そして、この発見場所に、礼拝堂が建てられることに。
カスティーリャ王アルフォンソ11世は、一度ならず、この礼拝堂を訪れ、「グアダルーペの聖母マリア」に戦勝を祈願した。
戦いに勝利すると、聖母マリアの神へのとりなしのおかげだとして、グアダルーペの教会を、王家の聖地とし、大がかりな再建が開始された。
1389年、聖アウグスチノ修道会の修道士達が、これを引き継ぎ、建設が継続され、その後1474年には、カスティーリャ王エンリケ4世が埋葬されている。
この修道院は、同じく「グアダルーペの聖母」への信仰が篤いメキシコのグアダルーペ大聖堂など、新世界との関係が深く、1492年にアメリカ大陸を発見したクリストファー・コロンブスが、その発見を神に感謝する最初の巡礼地となった。
グアダルーペ出身の修道士達によって、マドリード近郊に、有名なエル・エスコリアルが創設された以降も、この修道院は、王立修道院として王家の庇護を受けた。
見所:
修道院の建物は、幾世紀にもわたって発展してきたが、中でも、アルフォンソ11世と彼の後継者たちが建てた14〜15世紀の主礼拝堂「テンプロ・マヨール(templo mayor)」が見事。
また、15世紀の四角いサンタ・カタリーナ礼拝堂、6角形のバロック建築カマリン・デ・ラ・ビルヘンにあるルカ・ジョルダーノの9枚の絵画、フランシスコ・デ・スルバランの絵画で華麗に飾られている16世紀の聖遺物礼拝堂、壮麗なプラテレスクの入り口のあるムデハル様式の回廊など。
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